北海道のスイーツ激戦区・札幌で、今ひときわ熱い視線を集めているのが「アップルパイ」です。全国屈指のリンゴ産地である余市町などを近郊に控え、極上の北海道産発酵バターや小麦が手に入る札幌は、まさにアップルパイの聖地といっても過言ではありません。ショーケース越しに漂う香ばしいバターの香り、幾重にも重なったパイ生地が崩れる心地よい音、そして凝縮されたリンゴの甘酸っぱさは、訪れる人々を虜にし続けています。
現在、札幌市内には王道の老舗専門店から行列の絶えない駅ナカのテイクアウト店、知る人ぞ知る隠れ家カフェまで、個性豊かな名店がひしめき合っています。今回は現地取材とリアルな口コミ評判をもとに、今絶対に味わっておくべき札幌のアップルパイを徹底解剖。観光のお土産探しから、週末のカフェ巡りに役立つ決定版ガイドをお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:札幌のアップルパイは「余市産リンゴ×道産発酵バター」の進化により、2026年現在さらに高水準な専門店が増加中。
- 要点2:駅直結で手軽に買えるテイクアウトから、行列必至の老舗専門店、静かな路地裏カフェまで利用シーン別の名店が充実。
- 要点3:サクサク食感を極めた焼きたて系と、リンゴの果実感を凝縮させたクラシック系で好みが分かれるため、特徴を押さえた店選びが鍵。
【2026年最新】札幌で本当に美味しいアップルパイはどこ?名店徹底比較一覧
札幌で本当に美味しいアップルパイを求めるなら、まずは各エリアの代表格を押さえておくのが近道です。パイ生地の折り方、リンゴの品種や炊き方、カスタードの有無によって、その味わいは驚くほど異なります。手土産に喜ばれる有名店から、地元客が足繁く通う隠れ家まで、主要店舗の特徴を一覧で比較しました。
| 店舗名 | エリア / アクセス | パイの特徴 | おすすめ利用シーン |
|---|---|---|---|
| かぐらじゅ | 東区(新道東駅徒歩圏) | 素朴な果実感とサクサク生地の伝統派 | 家族へのお土産・地方発送 |
| RINGO 地下街店 | 中央区(大通駅直結・ポールタウン) | 濃厚カスタード入りの焼きたてミルフィーユ仕立て | 通勤通学時のテイクアウト・手土産 |
| きのとや BAKE | JR札幌駅構内 | 道産リンゴとチーズ・クリームの絶妙な調和 | JR乗車前のクイック購入・出張土産 |
| カフェ ド ザザ | 中央区(円山公園エリア) | ビターな風味と上品な層が美しい大人のパイ | 休日のカフェ巡り・イートイン |
| 日曜日のクッキー。 | 中央区(南1条西) | 季節の果実感を活かした創作パイ | 女子会・ギフト用焼き菓子 |
| 洋菓子きのとや 大通公園店 | 中央区(大通駅すぐ) | 季節限定のプレミアムアップルパイ | カフェ利用・ゆったりスイーツタイム |
| サン・モリッツ | 西区(琴似エリア) | 昔ながらのどっしり詰まったリンゴとシナモン | レトロスイーツ巡り・自宅用 |
一口にアップルパイといっても、バターの香りを前面に出したリッチ系から、リンゴ本来の酸味を生かした甘さ控えめ系まで多彩です。次の章からは、特に注目すべき名店の詳細な実力を深掘りしていきます。
王道にして至高!「かぐらじゅ」と「RINGO札幌地下街」の二大専門店を実食検証
札幌のアップルパイを語る上で絶対に外せないのが、東区に本店を構える老舗「アップルパイ専門店 かぐらじゅ」と、大通の地下街で甘い香りを放ち続ける「RINGO 札幌地下街店」の存在です。この二大勢力は、それぞれ異なるアプローチで市民の舌を唸らせています。
まず、札幌におけるアップルパイ専門店の先駆けである「かぐらじゅ」。ここのパイは、北海道余市産のリンゴを惜しみなく使用し、保存料を一切使わずに焼き上げられる素朴で力強い味わいが魅力です。何層にも折り込まれた生地は、一口かじると驚くほど軽やか。中からは大ぶりにカットされたリンゴがゴロッと顔を出し、シャキッとした食感を残しながらもしっとりと煮詰められています。シナモンの主張が控えめなため、小さな子どもから年配の方まで世代を問わず愛されているのも納得の仕上がりです。
対する「RINGO 札幌地下街店」は、工房一体型の店舗から漂うバターの香りで、ポールタウンを行き交う人々を惹きつけてやみません。同店のシグネチャーは、たっぷりのカスタードアップルパイ。144層に折り重ねられたパイ生地を一度空焼きし、その後で北海道産ミルクを使ったなめらかなカスタードクリームを注入して二度焼きするという手間の込みようです。熱々のパイを割ると、濃厚なクリームと酸味豊かなキューブ状のリンゴがとろけ合い、リッチなデザート感を満喫できます。
伝統的な果実の旨味をじっくり味わいたいなら「かぐらじゅ」、濃厚なクリームと極上のパイ食感を同時に楽しむなら「RINGO」。この二者択一は、札幌スイーツ巡りの永遠のテーマといえます。
札幌駅でサクッとテイクアウト!観光や出張帰りに買える極上のお土産
限られた滞在時間の中で絶品パイを手に入れたい旅行者やビジネスパーソンにとって、札幌駅構内および駅直結フロアのテイクアウトスポットは頼もしい味方です。新幹線延伸に向けた再開発が進む札幌駅周辺でも、スイーツ激戦区の熱気は衰えていません。
JR札幌駅東改札口すぐの「KINOTOYA BAKE(きのとや ベイク)」では、名物のチーズタルトと並んでアップルパイが高い人気を誇ります。北海道産の小麦とバターを贅沢に使用したパイは、冷めてもサクサク感が損なわれない特殊な焼き加減が自慢。リンゴのフィリングには爽やかな酸味が効いており、長時間の移動後でも重たさを感じずに美味しくいただけます。
また、大丸札幌店の地下食品フロアにも実力派パティスリーが軒を連ねています。全国的に有名な銘菓店が手がける季節限定のアップルパイや、道産リンゴのキャラメリゼを包み込んだプレミアムなパイなど、手土産として渡せば確実に喜ばれる逸品が勢揃いしています。自宅へ持ち帰る際は、トースターで2〜3分温めたあと、常温で1分ほど置いて粗熱を取ると、焼きたてのパリッとした食感が見事に復活します。
地元ツウが足繁く通う!札幌の隠れ家カフェで味わう絶品アップルパイ
テイクアウトの手軽さも魅力ですが、カフェの落ち着いた空間で丁寧に淹れられた珈琲とともに味わうアップルパイは格別の贅沢です。札幌の中心部から少し足を伸ばした円山エリアや静かな住宅街には、地元客がこぞって通う隠れ家が存在します。
円山裏参道近くに店を構える隠れ家カフェでは、注文を受けてからオーブンで最終焼き上げを行うこだわりのパイを提供しています。焼き上がりの合図とともに運ばれてくるプレートには、熱々のパイに冷たい北海道産バニラアイスが添えられ、温度差のコントラストがたまりません。パイの熱でじんわりと溶け出したアイスがリンゴの酸味と絡み合い、口福のひとときを演出してくれます。
こうした隠れ家店に共通しているのは、リンゴの炊き方に対する徹底的なこだわりです。赤ワインやブランデーでほんのり香り付けされた大人のフィリングや、カルダモンなどのスパイスを独自に配合した個性派など、専門店とは一味違う奥行きのある味わいが楽しめます。週末の午後、焼き上がりの時間を狙って足を運ぶ価値は十分にあります。
【独自ランキング】札幌アップルパイ人気ランキング2026|味・食感・コスパで厳選
2026年現在の札幌スイーツ市場における口コミ評判やリピート率、実際に食べ歩いた記者独自の評価をもとに、今食べるべきアップルパイの総合ランキングをまとめました。
【第1位】かぐらじゅ 本店(東区)
堂々の1位はやはり「かぐらじゅ」。リンゴそのものの風味を生かした甘さのバランス、バターの油分が強すぎない軽やかな生地、そして良心的な価格設定。すべてにおいて完成度が高く、札幌を代表する看板に揺らぎはありません。
【第2位】RINGO 札幌地下街店(中央区)
圧倒的なサクサク感と、カスタードのコクが融合した背徳的な美味しさで2位にランクイン。通年でブレのないクオリティを提供し続けており、大通駅直結という抜群の利便性も高評価の要因です。
【第3位】カフェ ド ザザ(中央区・円山)
パイ生地の焼き色の美しさと、ビター感のあるリンゴフィリングが織りなす大人の味わいが支持を集め3位へ。静かな空間で特別なデザートタイムを過ごしたいときにこれ以上の選択肢はありません。
【第4位】きのとや BAKE JR札幌駅店(北区)
出張・観光客の強い味方。持ち帰りのしやすさと、時間が経っても崩れにくいパイ構造が見事で、札幌駅利用者の鉄板土産として定着しています。
【第5位】日曜日のクッキー。(中央区)
クッキー専門店でありながら、週末や季節限定で登場するアップルパイが熱狂的なファンを持つ隠れた名作。道産素材の優しい風味が際立つ逸品です。
失敗しない選び方|焼きたて派vs冷やして美味しいしっとり派の見分け方
札幌でアップルパイを購入する際、知っておきたいのが「パイのタイプによる使い分け」です。アップルパイには大きく分けて、空気を含んだサクサク食感を楽しむ「焼きたて推奨派」と、リンゴの果汁が生地に馴染んだ深みを楽しむ「冷やし・しっとり派」が存在します。
「焼きたて推奨派」は、RINGOのように折り込みパイ生地(フィユタージュ)を主体としたタイプ。焼き上がり直後から数時間が最も美味しく、バターの揮発する香りとエアリーな食感が最大の武器です。購入後すぐに食べるか、当日中にリベイクして楽しむシチュエーションに適しています。
一方、「冷やし・しっとり派」は、アメリカンパイに代表されるような練り込みパイ生地(パート・ブリゼ)やタルトに近い生地を用いたタイプです。焼き上げた翌日になるとリンゴの蜜が生地の底にじんわりと染み渡り、全体の一体感が増します。冷蔵庫でしっかり冷やして食べるとリンゴの酸味が引き締まり、紅茶や白ワインの素晴らしいお供になります。遠方への配送やお土産には、このタイプを選ぶと失敗がありません。
【アップル パイ 札幌】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:札幌駅周辺ですぐに買えるおすすめのアップルパイはどこですか?
A1:JR札幌駅構内の東改札口近くにある「きのとや BAKE」が最もアクセス抜群です。また、駅直結の大丸札幌店地下1階の洋菓子売り場でも各パティスリーが手掛けるパイが購入できます。時間がない移動の合間でもスムーズにテイクアウトが可能です。
Q2:有名店「かぐらじゅ」のアップルパイは予約なしでも買えますか?
A2:店頭で当日購入が可能ですが、休日の午後や観光シーズンは完売してしまうことがあります。確実に手に入れたい場合やまとまった個数を購入したい場合は、前日までに電話予約をしておくのが確実です。
Q3:テイクアウトしたアップルパイを翌日美味しく食べる温め直し方は?
A3:電子レンジで約20〜30秒軽く温めて中心部まで熱を通した後、あらかじめ温めておいたオーブントースター(1000W目安)で2〜3分表面を焼いてください。取り出してから1〜2分置くことで、余分な湿気が飛び、焼きたてのようなサクサク感がよみがえります。
Q4:余市産リンゴを使ったアップルパイの旬の時期はいつですか?
A4:北海道産リンゴの収穫期である10月から12月頃にかけて、各店で「新リンゴ」を使った特別なパイが登場します。この時期は果実の瑞々しさと香りが一年で最も際立つため、アップルパイ巡りには最高のシーズンです。
まとめ:今後の展望と注目ポイント
豊かな酪農と果樹栽培に恵まれた北海道の地の利を最大限に活かし、札幌のアップルパイカルチャーは独自の進化を遂げています。近年では環境負荷の少ない製法で作られたグラスフェッドバターの導入や、希少品種のリンゴを用いたシングルオリジンパイなど、素材のトレーサビリティにこだわった新世代の試みも次々と登場しています。
駅ナカで買えるスマートな焼きたてパイから、職人が一つひとつ手包みする伝統の味まで、そのバリエーションの豊かさは全国トップレベルです。札幌を訪れた際は、ぜひお気に入りのパイを見つけて、北の大地が育んだ極上のマリアージュを堪能してみてください。 (出典: アップル パイ 札幌(Yahoo!ニュース))