道央と後志エリアを結ぶ大動脈・国道5号線沿いで、長年にわたりドライブの定番中継地として親しまれた「きのこ王国 仁木店」。湯気を上げる名物のきのこ汁や、ズラリと並ぶ圧巻のなめ茸瓶を求めて立ち寄った記憶を持つ道民や観光客は少なくありません。
しかし、賑わいを見せていた店舗は惜しまれつつも営業を終了しました。「いつの間にか閉まっていた」「現在はどうなっているのか」「再開の予定はあるのか」といった声が今なお絶えません。かつての人気ドライブインに何が起きたのか、閉店理由の真相から跡地の最新状況、そして現在きのこ王国の味を楽しむ方法まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:きのこ王国仁木店は冬季休業からそのまま再開せず、完全閉店となった。
- 要点2:主な閉店理由は後志自動車道の延伸による国道5号線の交通量変化と観光需要の変動、拠点集約。
- 要点3:名物きのこ汁や人気のお土産は現在、伊達市の「きのこ王国 本店(大滝)」や公式通販で継続して楽しめる。
【真相】きのこ王国仁木店はなぜ閉店したのか?背景にある構造的要因
北海道余市郡仁木町の国道5号線沿いに位置していた「きのこ王国 仁木店」は、小樽・余市方面からニセコ・倶知安方面へ向かうドライバーにとって絶好の休憩スポットでした。しかし、2020年秋の営業を最後に冬季休業へ入った後、営業が再開されることなく閉店が決定しました。
突然の閉店に至った背景には、いくつかの複合的な要因が存在します。最大の要因として挙げられるのが、後志自動車道(余市IC延伸)の開通に伴う交通動線の劇的な変化です。高速道路の利用が進んだことで、従来の国道5号線を通行する長距離ドライブ客や観光バスの交通量が大幅に分散しました。
さらに、当時の感染症流行に伴う団体旅行需要の激減や外食控えが追い打ちをかけました。運営元は経営資源の最適化を図るため、伊達市大滝区にある基幹拠点「きのこ王国 本店」をはじめとする主要店舗への集約を決断した形です。
【2026年最新】きのこ王国仁木店の跡地はどうなっている?現地の状況
かつて週末になると駐車場が満車になるほどの賑わいを見せていた仁木店の敷地ですが、2026年現在も当時の建物はそのまま残されている状態となっています。
店舗上部に掲げられていた印象的な大型看板やのぼり旗は撤去され、敷地内への進入は制限されています。国道を走る車窓からも建物の外観を確認できますが、商業施設としての再稼働の兆しは見られず、静まり返った佇まいが往時を知るドライバーに一抹の寂しさを感じさせます。
地元関係者の間では、敷地の広さや国道沿いという立地を活かした新たな物流拠点や観光・農業関連施設への転用案が噂されることもありますが、現時点で具体的な再開発計画は公式発表されていません。跡地の活用動向については引き続き注目が集まっています。
惜しまれる名店|名物「きのこ汁」と人気メニューを振り返る
仁木店がこれほどまでに愛された理由は、手頃な価格と圧倒的な満足感を提供する食事メニューにありました。立ち寄った誰もが注文したといっても過言ではないのが、名物「きのこ汁」です。
かつて1杯100円(税別)という破格の価格で提供されていたきのこ汁は、椎茸、しめじ、なめこなど数種類のきのこが惜しみなく盛られ、出汁の旨味が体に染み渡る逸品でした。冬のドライブで冷えた体を温めてくれた思い出を持つ人も多いはずです。
また、食事処ではきのこ汁だけでなく、ボリューム満点の「きのこ天ぷら盛り合わせ」や、きのこをふんだんに使った炊き込みご飯、カレー、きのこ天丼なども大人気でした。仁木店限定の季節メニューや果物の直売コーナーが併設されていたことも、フルーツ王国・仁木町ならではの魅力として口コミ評判を呼びました。
今でも買える?大滝本店となめ茸直売所で味わう人気のお土産
仁木店は閉店してしまったものの、「きのこ王国のあの味が恋しい」というファンに向けて、その味と商品は今もしっかりと受け継がれています。名物を堪能したい場合は、伊達市大滝区にある「きのこ王国 本店(大滝)」を訪れるのがベストです。
大滝本店は現在も元気に営業しており、仁木店で親しまれていた名物きのこ汁や揚げたてのきのこ天ぷらを変わらぬクオリティで味わうことができます。広大な店内には、きのこ王国を代表する大ヒット商品「なめ茸シリーズ」が壁一面に並ぶ直売所が完備されています。
定番の「うす塩味」や「かつお味」をはじめ、「明太子なめ茸」「梅なめ茸」「にんにくなめ茸」「青唐辛子なめ茸」など、数十種類に及ぶバリエーションが試食とともに選べるスタイルは健在です。遠方で足を運べない場合でも、公式オンラインショップや道内の主要アンテナショップ、物産展を利用すれば手軽に自宅へ取り寄せることが可能です。
再開の可能性はある?今後の展望と後志エリアのドライブ事情
「きのこ王国が仁木町に再オープンする予定はあるのか」という点について、結論から言えば現時点で仁木エリアへの再出店や営業再開の計画はありません。
後志エリアの観光インフラは現在、倶知安・ニセコ方面の再開発や高速道路ネットワークの整備に伴い、滞在型リゾートや道の駅を中心とした拠点へとシフトしています。ドライブイン単体でのロードサイドビジネスは全国的にも転換期を迎えており、きのこ王国も拠点を絞ったブランド価値の向上に軸足を置いています。
現在、後志・道央方面をドライブする際は、余市や仁木の道の駅、ワイナリー巡りを楽しみつつ、きのこ王国を目指すなら支笏湖・洞爺湖方面とセットで「大滝本店」へ足を延ばすルートが観光の王道コースとなっています。
【きのこ王国仁木店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:きのこ王国仁木店は現在営業していますか?
A1:いいえ、営業していません。2020年秋に冬季休業へ入った後、そのまま再開することなく完全閉店となりました。
Q2:名物の「きのこ汁」や「なめ茸」はもう食べられませんか?
A2:現在も食べられます。伊達市大滝区の「きのこ王国 本店」などの営業中店舗に立ち寄るか、公式オンライン通販でお土産用なめ茸や加工品を購入することが可能です。
Q3:仁木店の跡地には何か新しいお店が入っていますか?
A3:2026年現在、新しい店舗や施設はオープンしておらず、建物と敷地は当時のまま残されています。
Q4:きのこ王国の営業時間は何時から何時までですか?
A4:現行の本店(大滝)の標準営業時間は概ね9:00〜17:00(時期やレストラン・売店コーナーにより一部変動あり)となっています。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ:思い出の味は大滝本店で!後志ドライブの新しい楽しみ方
国道5号線の象徴的なドライブインとして、多くの旅行者や道民のお腹と心を満たしてきた「きのこ王国 仁木店」。その閉店は一つの時代の区切りを感じさせますが、培われた味とサービスのDNAは今も大滝本店をはじめとする拠点にしっかりと息づいています。
果樹園やワイナリーで賑わう仁木町・余市エリアの魅力を満喫しながら、絶品のきのこグルメを求めて大滝本店へ足を延ばすルートは、北海道の雄大な自然と食を味わい尽くすドライブとしておすすめです。週末や連休のドライブ計画を立てる際は、ぜひ最新のルート情報をチェックして出かけてみてください。 (出典: きのこ 王国 仁木 店(Yahoo!ニュース))